被民事再生狂人物語

 

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世の中にいる、いわゆる「一般的な」人間は怪物に見える。世間から見れば私の方が狂人なのであるが、私から見れば「一般的な人間」の方が遥かに狂人に見える。

 

ドトールでパイプを吹かしつつ他人の戯言に耳を傾ける、やれ「あの子には彼氏がいないと思ってた」、やれ「今月で今年ライブに行くの100回超えた」、うむ一般的な趣味というものへののめりこみを以てして他者に対して優越感を得ることで精神の安定を図るのか、それても決して満たされぬ仮初なる承認欲求を誤魔化すためなのか。ただ、世間一般の人間が行っていると思われる先のようなことをみんな行っている、画一的ともいえようか、そこに「狂い」があると思えてならない。

 

組織…大きく言えば社会集団で生きるうえで昨今は「個性」とか言われる。なるほど、組織の中で自分仕方ないオンリーワンを画一すれば有能な他者からもAIからの迫害も絶えることが出来るであろう。しかし忘れてはいけない、所詮は「共通認識」を持ったうえでの個性である。みんなが右というなか自分は左という人間が組織の運営においては邪魔にしかならない。そこを誤魔化してうまくすり抜け有れる人間のみが社会において名声を得ることが出来る。

 

狂っていないと狂えないということです。ああ、自分も狂うために狂えればいいのにと思うことがある。もはやそれ自体も狂いというよりは腐敗に等しいのでしょう。

 

生きている事での唯一の楽しみは文章を思いのままに書くことと酒煙草などの嗜好品に身を投じること。これだけして生きていればどれだけ楽しいことか。それが出来ないから我慢して仕事している。それなのに紫煙から得られる刺激も、アルコールから得られる刺激も単なる電気信号としてしか感じられない。これほどつまらないことはない。

 

逃げ道を絶てば私は本気になれるのでしょうかね。本気になったことなんてここ数年ない、目の前の困難をその場しのぎで回避することに精いっぱい。嗚呼、どこで人生間違ってしまったのか。その答えは自分でももはやわからない。

 

「嘆き」のみが心を満たす、かといってうつ病で体が動かないわけでもない、純粋に壊れることが出来れば…。足を失うくらいの覚悟を持つ気力と環境をつかみ取る努力をする必要がある。

 

Fin