生と死の狭間の中で人は何を得るのか

生と死の狭間の中で人は何を得るのか

 

皆さんお久しぶりで。さて前置省略で、皆さんは本気で「自身の生命の終わり」を覚悟したことがありますでしょうか。私には3回ほどあります。

 

1.高校生の時、化学熱傷による右手甲の大火傷

2.社会人2年目、仙台市中心部を自動車で交差点走行中に側面に追突される

3.【今回】登山中の滑落死未遂、遭難未遂、および川での漂流・溺死未遂

 

 今回は3についてその時の感想を思った事を忘れないために文字化しておこうという自慰たらたらの文章でございます。まず、そもそもなぜそんなに死にかけるようなことをしていたかと言うと、まぁあまり詳細は言わないようにしておきますが、【川と山に遮られたとある目的地】へ行くためです。立地としては、以下の条件を想像してみてください(勘のいい人ならこれだけの情報で目的地が分かるかもしれませんね)。

 

・舗装道路から目的地に行くには「吊り橋」を渡らなければならない

・吊り橋を渡った後、山の尾根目指して登山をしなければならない

・尾根から目的地まで下山しないといけない

・目的地到着後は元来た道を引き返すか、川渡しないと始発地には戻れない

 

さあ、始まります。

 

 2022年5月某、世間一般でいうGWという大型連休で浮かれる日々、日ごろ繰り返しと安定の名のもとに退屈を身にまとう社会人にとっては束の間の休息である。斯く言う私は、何かしたいという欲求は特段無くいつも通り自宅で酒を煽りつつ惰眠を貪ろうかと考えていた。心の奥底に変化と感動の波に埋もれてみたいという欲求の灯を隠しつつ。

 

 1日だけの勤務を終えた頃には連続休暇の半分の終了を意味していた。まだ冬が抜けきれない春と夏の境界を怠惰に生きる私は、平凡な日常に飽き飽きしていたらしく次第に心の奥に隠していた何か心を強く動かされることの欲求を隠し切れなくなってきた。

 

 深夜の丑三つ時、世間一般が休息の時間を過ごす中で愛車のキーシリンダーを回す。「あの場所」を死ぬまでに一度は見てみたい、そう思わせるような幻想的な景色が東北管内某所に存在することを大学生時代から知っていた。そこに向かうためである。相応の準備を行いつつ、その場所付近のICを目指して高速道路を走らせる。果たしてどのような景色が見られるのか、心が大きく動くことを期待に胸を膨らませながら。

 

 目的地周辺のICを下り3桁国道をひたすら進み、途中の側道に右折し木々が生い茂る町民道を進んでいくとここからスタートする目印が見えて来た。車を停め作業着とウェーダーに着替え、デジイチスマホ、一脚をリュクサックに入れていざ、自己責任の世界へ進む。この時点で小雨が急に降り始めていたが、この時点で撤退しなかったことを後々後悔することになる。最初に述べた通り目的地に行くために最初に「吊り橋」を渡らなければならないと言ったが、その吊り橋は、

 

足 場 が 無 く 骨 組 み と 支 柱 の み

 

なのである。骨組みの支柱と支柱の間は大人が大股開いた位の幅がありかなり広い。しかも通り雨があったらしくフレームが濡れている。

 

「ここをわたらなければならないのか」

 

 事前調査から知ってはいたが実際に目にすると、そして支柱と支柱の間から眼下に広がる濁流を目にして恐怖を感じない人間はいないだろう。しかも橋自体は設置されてから相応の年数が経過していることは明らかであり、支えているワイヤー類もいつ切れてもおかしくない。

 

「ウェーダーの足底はフェルト素材なのでワイヤーを掴みながら焦らなければ問題ないだろう」

 

 秘密兵器を身にまといつつも大層な度胸試しを受けさせられているような気分になりながら、崩壊寸前の吊り橋へと歩み出す。一歩、一歩進むごとに目、耳、そして全身が吊り橋の揺れとフレームの軋む感触をからひしひしと感じる。視界が終点の石だけしかこの世にないかの如く視野狭窄を起こしている。人間の生存本能が引き返せと命令している中、はらりと舞う落ち葉が目の前を掠めて濁流に飲まれて見えなくなっていった。たかが1枚の枯葉が歩む足を止める、濁流が奏でる死の協奏曲に耳を傾ける事約1分、静止した時間と体、そして理性が動き出す。

 

「落ちたら死。あの濁流に飲まれて生きては帰れまい、距離は倍になるがここで方向転換するより渡り切ってからもう一度戻った方が安全、渡り切ろう」

 

自分を鼓舞しながらゆっくり、そして確実に足を進め、あと数歩で吊り橋を渡り切る。ようやく終わると安堵の息を出そうとしたその時、対岸側のつり橋の付け根のフレームの部品の一部が、

 

真 っ 二 つ に 折 れ て い る

 

光景が目に入ったのはあまりに不幸だった。今まで冷静な判断を完全にかき消され、狼狽に染まりかけた感情を制することはあまりに酸素が足らないような感覚に陥る。どんなに慎重に吊り橋を渡っていようとも、普段人が通行しない吊り橋に人が通過したことにより重心が変化したらどうなるか予測することは、悲しいくらいに容易い。

 

「早く渡り切りたい、この恐怖から一刻も脱したいと思うのだろ。しかしこれまでの落ち着きを失ったら、足を滑らせてあんたを今支配している恐怖の主に飛び込むことになるぜ」

 

そう別の自分からささやかれたような気がして、滑稽かな、今生命の危機にあるというのに深呼吸しながら平静を呼び戻す。最後まで変わらぬペース吊り橋を渡り切った時、初めてガチガチと自分が歯軋りを鳴らしていたことに気づいたのである。振り返り来た場所を振り返るにそれほどの距離ではない、おそらく10mくらいしかないだろう。カイジの鐵骨渡よりかはマシである。

 

 一息ついて吊り橋を渡り切り次は目的地へ向かうのであるが、本来は山を登らなくても道が存在しているはずなのであるが、土砂崩れにより道の一部寸断され跡形もなくなっている。この時点で人間が来ることを阻んでいる、自然に還りつつある楽園に簡単には踏み入れさせないという自然の大いなる意思なのかと思えてきてしまう。

 

 最初は土砂崩れを起こしている法面を落石や木、大きな木の根を支点として斜め上に上りつつ進んでいった。しかしながら、山を上ること、木の根を手放さない事、即ち落ちない事に過集中したためあることに見落としていたのである。それは、下の方の大きな岩がある付近は体重をかけても十分に安定するが、上に登れば上るほど石は小振りになり体重を支えるだけの安定性がなく足を引っかけた瞬間に下に崩落していく、そして最後には石さえなくなる。それと今の時期は冬の落葉があり、その落葉が水気を多く含んでいた。つまり気づいた時には登山継続するも諦めて下山するも、

 

動 い た 瞬 間 に 法 面 を 滑 り 落 ち る

 

ことになるという状況の場所で呑気に休憩していたのである。少し足を踏み出すだけで小石がパラパラと落ちていき、細かく割れていき最後には川に落下していく。

 

「このままでは次にバラバラになって川に落ちるのは自分の頭蓋骨になることだろう」

 

 再び焦燥に駆られ始め、心理的不安という不愉快な虫が見る見るうちに心を巣食う。法面に生えている大きな木に跨り紫煙を吹かしながら考える。一般的に登山で明らかに道を外れた時は「尾根」に向けて進むことで崖や沢への転落を避けられやすく救助を期待出来る。しかしながら冷静に考えればわかることではあるが、これは「整備された登山道がある」山への登山、即ち管理が行き届いて今現状は少なくとも死にはしない平らな地面に足を付けている時である。

 

 そう思う心の中である考えが浮かぶ。自分がいるのはもはや崖に準ずる場所でありかつ管理された登山道などない、さらに尾根は確かに自分の頭上2mくらいのところにまで迫っているが、そこにたどり着くまでの足場として頼りになる岩や根はもはやない。それなら自分で行先を決めて滑落する方が意識しない滑落よりもわずかばかりであるが安全なはずだ。

 

「確かにここまで来たが、今引き返せば、まだ間に合う」

 

煙草の火を消し吸い殻をポケット灰皿に押し込んだ時覚悟が決まった。頑丈そうな木の根や安定してそうな大きい岩めがけて山の斜面を滑り台の如く滑っていく。数回に分けて少しずつ順調に最初に上り始めた位置に戻る。そして、これまた幸いなことに上り始めた場所の付近に雪が堆積しており、体を雪に向かってシュゥゥゥーッ!! !エキサイティン!!(顔面蒼白)。

 

最後に雪の塊から降りる時に足を少し滑らせた以外は何とか元の場所に帰還することが出来た。元の出発点に戻った時とりあえず一服。

 

「こいつだけが私を普通の人と同じレベルの集中力と判断力を私に与えてくれる相棒さ。」

 

と相棒と一体となり休息を取る。雨も上がるのを待って吊り橋まで戻り最初に進んだ方向とは逆の方へ足を進めていくことになる。逆の方は確かに目的地から離れてしまうが、事前調査で等高線の幅が緩めなのは一応知っていたので、時間はかかるが行けるのではないかと考えたからである。

 

 逆方向に足を進めてからは尾根に向かいジグザグに緩やかに上っていく、ある程度まで足を進めていくと、等高線の間隔が狭くなり場所に差し掛かる。やはり準崖のような場所で木の根を使いながら上るしかないみたいだ。頑丈そうな木の根を見つけ上っていくが、この時2回目の滑落の危機に苛まれることになる。太い木にしがみついて別の木に足を載せてよじ登ろうとしたその時、つるり、足を滑らせてしまう。自分の体重を支える武器は緩やかな砂の斜面に辛うじて刺さっている左足と木を持つ右腕と左腕に持っている一脚、これでどうやって戦えばいいんだ…。何度も右足を再度木にひっかけようとしてとにかく滑る、上った高さもそこそこで今回はわざと滑落するに相応しい木がない。そしてついに、

 

左 足 も 宙 に 浮 く う こ と に な っ た

 

体重を支えていた足が外れたことで右腕と腹筋に異様な負担がかかる。腹筋の筋繊維が相当数破損した感覚を直感的に感じたが、もしこれが太ももで起きてしまったら肉離れでもう動くことは出来なかったであろう。加えて特に意味なく最近日常的に腹筋だけ鍛えていたからその衝撃に耐え凌ぐことが出来たことも幸いであった。

 

「なんか同じ状況を某リポDのCMで見たな。まさか自分がこんな状況になるとはね」

 

と乾いた笑いを反芻しつつ冷静に左足をより高く上げ木の根に引っかけ、右足で元々の根を蹴り飛ばすようにしつつ、左手の一脚を木の根と根の間に突っ込み全身を左上に向けて投げ出すように崖を上りきり、そしてついに尾根に到着したのである。

 

事前情報だと尾根にたどり着いた後は目的地に向かって緩やかに下山していけばいいらしい。尾根から見える川を参考に周りを見渡すと、明らか人が通れそうな獣道が存在していた。

 

「事前調査によると地図上尾根から南向きに降りた左側に目的地への第二の目印が見えてくるはず。」

「ちょうど「南向き」にこの獣道が存在している。ここを進んでいこう」

「目的地はどこだ。 まだ見えないぞ…」

 

後から振り返るにこの時点で登山による疲労により意思決定能力や判断能力が著しく低下していたのは否めない。

 

「目的地はどこだ。 まだ見えないぞ…」

 

加えて目的地を探すことに心境の奥に薄々、

 

「早くこの山から撤退したい、もしかしたらもはや元の世界に戻れない場所まで来てしまったのではないか」

 

という焦燥の念が徐々に表れ始めていた。

 

「目的地はどこだ。 まだ見えないぞ…」

 

道をいくら進んでも目的地は見えてこない、いつしか獣道は獣道ですらなくなり、緩やかか崖に差し掛かっていた。振り返って歩いてきたはずの道を探してみてももはやどこを歩いてきたのかが見当が付かない状態となっていた。

 

「目的地はどこだ。 まだ見えないぞ…」

 

ここで足を滑らせ態勢を崩してしまうも転落するような事態ではなかったが、この時一瞬思考が止まったことで、明らかに自分が何かに「取り憑かれている」という客観的な分析が出来るようになった。

 

「着陸出来ない状態なら滑走路が見えていてもG/Aが原則、況や見えてないなら。一旦休憩しよう」

 

 20分ほど木に跨り休憩、今思えば目に入った獣道を進むことで目的地に最短で到着出来てほしいし到着出来るはずだという願望、いわゆる「正常性バイアス」に陥っていた。さらに同じような景色ばかりが続き、まっすぐな道でもないから歩いた距離感が分からなくなる、これが遭難未遂の原因である。富士の樹海まで行かなくても適度な疲労と整備されてない山林にGPS無しで歩き続ければ人間は簡単に遭難出来るのです。そして、たとえGPS機能を有する端末を持っていたとしても正常性バイアスに捕らわれた瞬間に、機械による正確な位置情報よりも自分の不正確な感覚を妄信するようになるということを忘れてはならないのです。ま、仕事でも日常生活でも同じですが、ね!

 

 山腹の木に跨り川の潺に耳を澄ましながらメビウスオプションレッドを咥え、パチっとカプセルを潰す。鼻腔を突き抜ける人口物質の刺激に安堵する。今、自分が人類の文化を感じることが出来る手段は煙草以外にはほぼ存在しない。畏怖と狭窄から己を理性の世界へ連れ戻し、スマホGPS機能を用いて現在位置と目的地の関係を測定する。

 

 なんと、尾根に到着した時の位置関係の問題で、より高い山頂まで向かっていたのである。これではどんなに左を見ていたとしても目的地のポイントは見えてはこない。GPSを見ればすぐにわかるはずのことに気づけなくなる、これが山中における、「疲労・孤独・正常性バイアス」の恐ろしいところなのである。結論は尾根の最南端へ向かえば良いとわかりGPSを頼りに進んでいくと第一の目的地が左に見えて来た。そう、確かに左を見るべきというのは正しかったが、進む向きが間違っていたのである。第一の目的地についての記載は省略する。数年経ったら加筆するかもしれませんがね。

 

・・・

 

 そこそこ堪能して第二の目的地へ向かう。ここでも進行方向を間違え滑落したが何とか生存。大変急な崖を下りてしまい、元の場所に戻るには5mくらいの土の坂を登らなければならず再び遭難しかけたが、今回は人工物という明確な目印があったことから冷静に元いた地点へ復航。よく見ると逆の方向に人工的な階段と石垣、緩やかな下り坂があるのを見つけたのでゆっくり下りていくと、ついに最後の目的地が見えて来た。同じく目的地についての記載は省略する。

 

・・・

 

 さて、目的のものは見終えたので後は帰還するのみであるが、本来では元来た道を引き返すようにして登山と下山を行うのが妥当である。しかしながら行きで体力を使い果たした中でもう一度登山を行うことや、再びあの吊り橋を渡ることは体力的に無理である(何らかんらストレートに言っても60分はかかる)。時間に関しては朝6時から開始していたから余裕はあるものの、体力が瞬間的には出せても60分持続させることはもはや無理なのは自分自身がよくわかっていた。今の場所に2時間立ち止まって体力を回復させることも一考の余地があったが、不覚にも水分や食料を滑落時に落としてしまったのである。そうすると最後の選択肢、

 

最 短 距 離 (5m 程 度) を 川 渡

 

しかない。もはや選択の余地はなかった。このままではいずれ空腹で動けなくなり川さえ渡れなくなる。目の前の川をどうしても渡る必要がある時どうするか、

 

・橋まで歩く(無理)

・誰かの助けを呼ぶか待つ(そんなことする資格ない)

・覚悟決めて思い切ってわたる

 

 再び一服して火を消し終えた時、覚悟は決まった。カメラとスマホを二重バックに仕舞い、リュックサックを背中に、右手に一脚の紐を縛り付けいざ川岸へ。川の幅は10mはあり水深は膝の上あたり、水流は比較的早め。なかなか絶望的であったが、コンクリートブロックが何個かあるので飛び移り渡る距離の短縮を図る。1個目、2個目のブロックには順調に飛び移れたが、3つ目のブロックに飛び移った時に足を滑らし膝を強打、出血はなく回復動作で何とか中州まで到着。

 

 小休憩をはさみつつ水面を眺めて様子を伺う姿はまさしく入水自〇の覚悟を決めている人間にしか見えなかったであろう。もし目撃者が現れたら通報されかねないので速やかに対岸へ移動しなければならない。手始めに右足を川に突っ込む。間違いなく一瞬でも気を抜いたら足元を掬われる流れの速さとともに水温の低さに伴う寒気を感じる。1歩、2歩、3歩と目的地の斜め逆方向に進んでいくが、やはり素人に川渡は出来るものではない。川の一定でない水底に足を取られ体制を崩し右手を川の底に付けたが最後、身体にあたる水流が増し体制の立て直しが出来ない。さらに体側面にも水流があたりもはや水流に抵抗するだけの体力が残ってない私はうつ伏せになり、支えを失った体は川下へと急速に流されていった。

 

「あぁやっぱりだめだったか。このまま流されて残された人に迷惑をかけるのか」

「案外自分の人生つまらなかったな」

「美しい風景を見たのが最後の瞬間か」

 

なぁんて走馬燈みたいなこと思うんだろうなぁって思うでしょ。実際に流されてみればわかりますが、

 

「このままSぬなんて絶対にごめんだ」

 

と感情爆裂すると同時に、

 

「衣服着ているから着衣水泳のように思うように体が動かないのは当然」

「下手に動かないで水面に顔だけ出して肺に水入らないようにゆっくり呼吸」

「眼鏡流された以上、スマホとカメラ水没してもどうでもいい」

 

極めて冷静に生存することのみを考え、とはいいつつリュックサックを可能な限り水被らないようにうつ伏せ気味になり、目的地に流されるように右手の一脚を水底にぶっ刺し再度バランスを取り直し渾身の力を振り絞って方向操作、対岸の洲が終わるか終わらないかのギリギリで体を洲へ乗り上げさせる。

 

 息絶え絶えになりつつも一脚を使い立ち上がり、今渡ってきた川と当初の目的地を眺める。その景色が美しかったのは単に雲の間から光が照っていたからだけではなかった。3分ほど物思いに更け乍ら元来た場所を見つつ、

 

「さようなら鬱くしきXXXXXXXXX、もう会うことはないでしょう」(BGM: Iwill撤収)

 

アドレナリンが放出されまくっているとはこの状態のことなのか、主人公補正バリバリかかったイケメン状態になった私は水に使った状態の足や衣服が水浸しの状態でも寒さを一切感じずに、ただただ生存するための闘争に対する勝利と美しき風景に心を蕩かしつつ、髪をオールバックに整え直しその場を去る。あの3分間見ていた光景は2度と忘れはしないだろう。

 

 上げて落としにかかるスタイルは現実でもよくあること、最後の最後にまた難所が出現。ほぼ90度の崖を再度上らなければ出発地点に戻れない。通常なら装備さえあれば上ることはそれほど困難ではないが、川で水流に流され溺死未遂で体力を大幅に奪われて、かつウェーダーの中に東北の冷水が入り込み、身にまとう衣にも冷水が染み込んで体を重くすると同時に徐々に体温を奪われている。筋肉には乳酸が満ちており既に筋肉痛を発症している。

 

「ここまで来て戻れないなんてあってたまるか。」

「生還してこそこの旅路に価値が出る」

 

通常生きている時ではありえないような生への活力と漲らせ、冷たさも疲労も一切感じない状態、脳内麻薬がこみ上げ必死に生き残ることだけを考え崖を登っていく。崖を上り終えて自分の愛車に戻って来られた時、絶対に元の生きていた世界に帰れることが分かった時、思わず膝から崩れ落ちた。

 

 何気なく車のドアを開けたが、よくよく考えると鍵を開けられるということは車の鍵を無くしていない事に気づいた。予備の服に着替え持ち物点検をする、リュックサックに水が浸入(後日点検するも一眼レフは無傷、スマホは多少の入水はあったものの分解清掃換装で復旧可能な程度の入水で済んだ)、メガネと作業着の胸ポケットに入れていた煙草2箱がD〇Nの川流れ状態になってしまったが、幸いにも同じく作業着のポケットに入れていた車の鍵と祖父からもらった護身用品および命を救ってくれた一脚も流されることなく手元にあった。車の鍵を無くしていたら例え川を渡り切ったとしても、着替えることが出来なくて衰弱死していたであろう。車に予備の眼鏡があったことも幸いした。旅の開始から約4時間、生還が確定したのである。

 

「どうやら、戻れとのことみたいだし帰宅するとしよう、その前に煙草吸いたい」

 

20分ほど車内で体を休め、着替えや装備関係を収納、本当に忘れ物がないかを確認して愛車のエンジンを掛ける。いつも聞きなれたエンジン音がこれほどまでに頼もしく、そして安堵をあたえるモノであったことはない。

 

「さぁ帰ろう、元のセカイに」

 

愛車とともに自宅へ、その途中でコンビニへ向かい、「紅茶花伝ロイヤルミルクティー」と「ロングピース」と「からあげ君タルタルソースあじ(2個)」を購入。どんな購入な料理よりも旨いと感じたし、死から生還した後の喫煙は最高の味であった。このあじを忘れることはないでしょう(あじ派はかしこいなぁ)。

 

 実は自宅に帰宅後も自分が本当に生きているのかが半信半疑であった。もしかしたら魂だけ帰宅しているのかもしれない、そう思うほど生の実感を失うほどの衝撃を受けていたのである。今は何ともないが眠っている時や起きている時も「ふっ」と斜面で足を踏み外し滑落する感覚や、全身に川の水流が当たる感覚が甦ってきて花京院の如く「あああうあああわ!!」と魘されていました。ついでに全身の筋肉痛が酷すぎて二日ほど身動き取れませんでした。ま完全に自業自得なんですが。

 

 まぁ酒を飲んで旨いものを食べて、いつもと変わらない休日を過ごし休息を取るうちに次第に生の実感を取り戻していきました。筋肉痛も消え次第に平穏な日常に戻ってくのを感じつつも、あの時、川を渡り切り脳裏を掠めた感覚も次第に薄れていくのも感じていた。恐らく今日の出来事も次第に風化してまた以前と変わらぬ当たり前の日常を過ごすようにはなると思うが、これを絶対に忘れたくはないと思い文章にした次第です。

 

 自分の行動のから来る自業自得とはいえ今回滑落・転落・遭難・溺死の危機から辛くも生き延びた私は、以下のことに気づいた。

 

・山と川を甘く見るな

・「正常性バイアス、サンクコストの呪縛、準備の甘さ」は人生を滅ぼす

・少なくともまだ死にたくはない

・これまでの生き方はすごく小さなことに気を張り人生つまんなくしている

・自分には思いのほか失うものを持っている

・平穏を生きることに退屈だと思うことは愚かである

・平穏を支える自分の周りの人々には「愛と感謝」を以て生きるべきであり、大切な人には大切にしているという意思を態度で示すべきである

・自分は案外強運で守られてるような気がする、そして細やかな気配りと大胆な行動力で対処すれば…けっこう幸せな人生を送れるような気がする。

 

そんなとこです。そして、最後の目的地へたどり着き大学生のころから探し求めていた風景を見た私は、(小説や映画でよく見かけるけど本当にそうなるのかと後日思いつつ)、持っていた一脚が手から滑り落ち、1分くらい私は魅せられ動けなくなった。

 

何を見たかって、それは直接お会いした時にお見せしますよ。

 

以上

令和元年、遊郭に耽る

令和元年、遊郭に耽る 

 

 管理人の岡田です、久しく何も書いていなかったですね。すんません。仕事があれ過ぎてもう生きてくのさえ嫌でしょうがなくなって文才もくそもなくなってしまってたんです。

 一応もう風俗マンとしては足を洗う時期なのかなと思っていているのが事実です。最近はオールドPCやパイプタバコ、ドライブに写真撮影、オンラインゲームなど昔やっていたこと…正確に言えば鬱病のせいでやる気が削がれていたものへの熱が復活して風俗に金を掛ける意欲がなくなってきているのです。

 世の中には「限界効用逓減の法則」というものがあり、過剰に摂取すると人間は飽きるということです。まぁ自分の精力が最高潮の時に風俗にぶち込めるだけのお金の余裕があったのは非常に幸いなことではあったし、いい勉強にもなった。なのでレビュー関係はあまり更新しなくなるでしょう。それでも購読してくれるのでしたら幸いです。

 

さて、前置はこれくらいにしましょうか。

 

1.きっかけ

令和元年を飾る10連休、それに応じて一般的なサラリーマンは10連休を獲得できる状況になったわけだ。予定がないわけではなかった。というもの私は伊勢と出雲に行くこと以外は特段する予定がないという状況であった。改元の一日目は日本人らしくお伊勢参りをしようということで大学時代の友人たちと参拝に行こうということになったのである。だが、その予定は3日分しか要しない、7日余るわけだ。

 

伊勢神宮と出雲に礼拝に行くわけだが…

 

 うーん…なぜだか無性にセックスがしたくなってきたぞ

 

 下手なエロ同人さえも超越した思考に取りつかれた私は久方ぶりに風俗旅行に行こうと決意した。ところで、「ススキノ・吉原・飛田新地」のうち前二つはすでに行ったことがある。こうなると選択肢は「飛田新地」のみとなった。

 

「ちょうど伊勢行くし近いし好都合や、令和ックスするでぇ!」

 

 という流れで行くことになった。

 

※吉原体験記は以下 okadaira-no-nikki.hatenablog.com

  

2.お店選び

 さて、ここを読んでいる皆様には「飛田新地」がどのような場所であるかはわかってはいると思うが、軽く説明すると、

 

・「料亭」と名乗る二階建ての店舗群が大阪西成区の一角に集中している

・ソープでいうコンパニオンと「お食事」をする。

・青春通、メイン通り、妖怪通りの三通りがあり、各通りに名前に相応しい嬢がいる

 

これくらいでええでしょう。文章の裏にある意味をちゃんと読み取ってくださいね。後ですが、飛田新地は「写真撮影厳禁」です。見つかろうもんなら料亭らの管理組合にしょっ引かれてしまいます。料金ですが、どこのお店を選んでも料金は同じで15分11000円、20分16000円くらいです。さらに長い時間も設定されているのですが下手なソープよりも金額が高いわりに濃密なプレイは出来ない。ソープは本番時にゴム付けるとかそういう部分以外に関しては触ろうが舐めようが結構自由度が高いですが、飛田新地でのプレイは

 

「フェラ・挿入時ゴム有鉄則、愛撫・お触り・接吻禁止」

 

です。

 

「てやんでぇ、そんなに制限あるなら金津園に行った方がええやん」

 

とお思いになるかもしれませんが、飛田新地での特徴としてこれら制限を凌ぐ要素があります。それが、

 

「顔隠し無し」

 

ということです。つまり自分が今から致す相手の顔を見た上で選定することが出来るということです。「見た目>プレイの濃さ」ということになるわけです。ということで自分がセクロスしたい相手を見つけるべく、我々は大阪西成区に向かった。

 

 伊勢参りを済ませて、あれこれ寄り道して、あいりん地区を散策した後私は飛田新地へと向かった。午後の一時頃についたので店はまだあまり多くは開店したいなかったが、雰囲気を楽しむにはちょうどいい。一本の道路を挟んで両側に店がぎっしりと並んでいる。木造の建物が多く令和の今日に大正浪漫のような何かを感じる。

 各々の店には正方形の白い電灯式看板に店の名前が書いてあり、玄関は広くあけられている。玄関にはクッションやら椅子やらパソコンや鏡など嬢の暇つぶしセットがおいてあり、置いているものも店ごとに違うのでこれを観察するもまた面白い。玄関内は淫猥さを引き立てるような照明で照らされており、その中に客招きの叔母さん、玄関中央部に嬢が座っており嬢の顔がしっかりと見ることが出来る。

 なるほど、たしかにそこら辺の風俗店よりははるかに顔のレベルが高い。セーラー服を着たもの、巫女服を着たもの、はたまたTMレボリューションみたいなカッコをしたもの、乃木坂48にいそうな服を着たもの、艦これの皐月に似たもの、カウボーイのカッコをした褐色美人などなどありとあらゆる美人がいた。ものによってはそこら辺のアイドルやAV女優よりも麗しいものもいた。比較的クールな私はなるべく冷静を装っていたが、いかんせんシャイな私は最初の内は内心、

 

「やべぇ顔直視できへんわ、まぶしすぎる…。」

「俺みたいなのがこの場所にいて大丈夫なんかな」

 

とか考えていた。そうこう考えている間も客引きおばさんと嬢も愛想よく振る舞いこちらに来るように手を招かれる。

 

「こんなかわいい子なかなかおれんでぇ」

「今座ったばっかりやで、一発目いかが?」

「そこの兄ちゃん、ほら立ち止まって美しい顔見たって」

 

という、現代ではエロ同人でしか聞かないような言葉を聞き続けた結果、

 

「あぁ俺は今遊郭にいるのだ。」

「腐れ企業の社員でもなければ、親の前でいい子気どりする優良児でもないのだ。」

「余計なことは考えることはない、俺の脳の主導権はチンチンにあり」

ちんちんに指針を任せよ

 

とだんだん場所慣れしてきて上の顔立ち止まって見るくらいの余裕が出来た。20分くらい散策していたところで、目を引く嬢がいた。

 

「肌は色白、表情は暗いわけでも明るいわけでもない、愛嬌がないわけでもない、どことなく奥ゆかしい儚げな美しさ」

 

いい意味で雪女みたいな蠱惑さがあった。ちんちん突っ込んだらひんやりしてそうな感じで、

 

「この子にしよ、その前に一服」

 

と煙草を吸いに行った。これが後々後悔することになる。煙草を吸い終えて戻ってきたところその嬢はもういなかった。飛田新地での鉄則は

 

やりたい子を見つけたらためらうことなくその場で決めろ

 

といことである。多くの人が往来しているので気に入った嬢を見つけたらすぐに入らないと別の人に取られてしまうのである。心底後悔して、その日夜まで何度か店の前を通ってみたが、ついぞ会うことはできなかった。

 

3.ご対面その1

 

 後悔を経て、再度適当にふらふら30分ほど選定していた。何となく目についた人のところにいき、靴を脱ぎ二階に上がるように促される。ソープと違って手を繋いで案内とかそういうものはない。二階は一般的な家のような感じで襖の部屋に通される。

 部屋に入ると薄暗くピンクの蛍光灯に照らされた四畳半帆ほどの部屋に通された。意味深に引いてある布団から香る風俗店特有の石鹸の香り、そのそばには座布団と正方形のテーブルがあり、室内には最近よく聞く邦楽が垂れ流しになっている。

 

嬢「今日はよろしくおねがいします、お時間いかがいたしますか」

岡「20分でお願いします」

嬢「では16000円頂戴しますねぇ」

 

財布から千円札と万券を適当に取り出し札勘をする。パチ、パチ、パチと札の奏でる音が暗い部屋に響き渡る。ソープで同じことするのとはことなり、どことなくこちらの方が売春感あって高ぶるものがある。

 

嬢「数え方wそういう風に数える人久々に見ましたよw」

岡「そーですか?まぁ職業病みたいなもんですわ」

嬢「んじゃ代金はもらったので服を脱いで待っててくださいね」

 

ということで嬢は一回に行き、おそらく客引きおばさんに代金を渡し、時間を伝えに行ったのであろう。脱ぐよう言われたもののどこまで脱げばいいかわかんなかったのでとりあえずジーパンとTシャツ姿になり1分ほど待機。嬢が戻ってきた。

 

嬢「それじゃ全部脱いでくださいね~」

岡「へーいわかりました」

 

と発すると嬢は何のためらいもなく服を脱ぎ始めた、目の前にSiriが現れ、少し後にはたわわな乳があらわになる。年齢的には大学生か、ま、さすが若いだけあって張りはある、おなか周りが少しゆるめである点が逆にプロでありながら素人さを醸し出す。

 

嬢「じゃそこの布団に横になってくださいねぇ」

岡「あ、仰向けでいいんですよね?」

嬢「そうですね、さ、どうぞ」

 

ということで意味深に引かれていた布団に仰向けになる。布団からは嗅ぎなれた石鹸の匂い、今から行為をやるということを感じる。嬢は手慣れた手つきでゴムを取り出し愚息に被せて一物を愛撫する。数分間嬲られたのち元気100倍チンチンマン状態になったところで、

 

嬢「上がいいですか下がいいですか」

岡「じゃ、私上で」

 

というやり取りの後、嬢はローションを取り出してゴムの上から愚息に塗りたくる。その後と嬢はくるんと布団に横たわり足を広げる。

 

嬢「はーい、ではどうぞ」

 

ということで遠慮なくInsert。十分に締まりもよく、鼠蹊部に適度な肉厚感があり見ていて興奮する、そのまま乳も触りたいところであったがお触りNGなので我慢した。めいいっぱい奥までモツを突き立てること2~3分で果てる。2~3分というのは2分で逝ってしまっているんですが、逝ってる最中でも快楽を求めて腰を振り続けたということです。ちんちんがしょぼくれそうになったタイミングで抜く。

 

嬢「十分に行けましたか?」

岡「ええ、楽しませてもらいました」

岡「こういう時、早漏は役に立ちますね」

嬢「そうですねwこの場所は遅漏に人には向いていないかも」

岡「んまぁ時間設定的にそういう場所ですからね」

 

事を終えて互いに全裸で閑談をする。相手は閑談中にさっと愚息からゴムを外し、愚息を掃除する。ソープではないのでお掃除フェラとかはない。その後も適当な閑談(後述)をして最後に、

 

嬢「これ差し上げます、どうぞ持って帰って」

岡「おぉこれがうわさに聞くペコちゃんキャンデェですか!」

嬢「そう、これ持っていれば声を掛けられることはないよ」

岡「旅の記念にいただいておくよ」

 

ということで差し出された麦茶を一気飲みし、部屋を後にする。階段を下りて礼を伝え、また喫煙スペースに向かう。無論先ほどもらったペコちゃんキャンディーを持ちつつ。なるほど確かに声が掛からない、一瞬声を掛けてきても途中でやめる、嬢も愛想ふりまくのを急にやめる。そりゃそうだ、客にならなそうだからね。そんなのを数回繰り返しているうちに喫煙所にたどり着きthePeaceを吸う。この時にさっきの嬢との会話を思い出す。

 

嬢「ここはソープと違ってプレイの内容じゃなくて見た目だから」

嬢「玄関の軒先でいい顔してても、いざ入ると事務的だったり、プレイが雑だったり」

嬢「そういう意味ではソープよりもハズレ率は高いかもね」

 

うーん、たしかに。玄関から拝める嬢の顔はたしかにS級であるのは変わらない、それは確かである。だが、私はその笑顔の裏に何かを感じてしまっていたからなかなか決定に至れなかった。無論一期一会の関係なのであるから恋愛感情を求めたり本物の笑顔を求めたりする事などおこがましい。だが、なんだろうか、これは私の直感だが、本質的に私はコミュ障なのでそういうのは雰囲気で見抜けちゃうんです。

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ということを回想しながら息子の回復を待ち、二週目に向かう覚悟を決めた。

 

4.ご対面その2

  ということで60分ほど休憩して再度散策、さっきと違ってさらに余裕が出来て散策していた。作り物の笑顔を、ミスチルのフェイクを聞きながら横目に流す。

 

「ありゃ豊胸したなぁ」

「髪の毛をうまく伸ばして顔の輪郭を隠しているな」

「やべぇ知り合いに似ているからSEXしたら背徳感やべぇなぁ」

 

とか考えながら歩いていると、誰かの御相手が終わったばかりっぽそうな嬢がいた。黒くあらゆる部分の肌が見え隠れする煽情的な衣装を身にまとい、さらには猫耳を付けている。笑顔も作り物…なんであろうがそれを感じさせない惹きつけられるものがあった。加えて俺のお気に入りのソープ嬢に非常に似ている雰囲気があった。そんなこと考えつつ少しペースを落として店の前を歩いていると、

 

「そこのコートの兄ちゃん、暑いからええかげんに涼んでいってや」

 

まぁこんな糞暑いなか帽子被って緑色のコート着ているやつなんて俺以外にいないから目立ったのであろう。一旦は通り過ぎたが、さっきのこともあったので音速でカムバック。

 

岡「よろしくて?」

嬢「はい!どうぞ!」

 

より近くで見るとやはりかわいい…というよりは麗しい。まっすぐな黒髪が放つ艶感は高級な漆塗りを想起させるほどである。声に関しても低すぎずかつアニメ声でもない、本当に聞いていて本当に心地が良い。そんなことを考えつつ脱いだ靴を揃えようとしたら、

 

嬢「わざわざありがとうございます。私たちが揃えますので大丈夫ですよ」

 

うん、別に試したわけではないし私はどこの風俗店に行っても靴は自分で揃えるようにしている(臭すぎるので揃える人が気の毒すぎるの…)。ただ、その一言がある場合とない場合で品質が変わるのは経験則からわかる、おばさんが言うか嬢が言うかで変わるのである。

 美しい嬢の顔を見つつ、階段を上がってゆく。先ほどの間とは異なりいくつかの部屋があり、作りも非常に古い木造感があった。

 

先ほどは

 

「今から春を買うのだな」

 

という感覚であったが、その古びた廊下と襖か作り上げる雰囲気では

 

今から娼婦と遊ぶのだな

 

という感覚に違いが現れた。そして部屋に案内され座るように促され先ほどと同じように代金を支払う。嬢は同じく一階に降りていき、その間に私はさっきの経験から慣れたもので半裸待機状態になり嬢が来るのを待つ。

 先ほど見た後ろ姿、なんて形が整っているのであろう。張りのある太もも、すらっと伸びた背と美しいうなじ、そこから覗く横顔、すらりとした両腕、それらを引き締めるような黒い衣装…。イメージだとFateでいえばセイバー、艦これでいえば陸奥のようなスタイルの良さに、東方でいう古明地こいしのようなくりくりとしたかわいさの中に吸い込まれるような黒い瞳、久々に「あたりを引いた!」というときめきと興奮を感じざるを得ない。

 

嬢「今日はよろしくね、飛田新地は初めて?」

岡「今日が初めてですね、それでいて本日二回目です」

嬢「え、二回目ですかw」

岡「一時間くらい前に飛田童貞は卒業しました」

嬢「その状況できてくれてうれしいわ、ささ脱いで、楽しみましょう」

 

脱ぐよう促されて私が脱ぎ始めた少し後に最初に上、下と嬢も脱ぎ始める。ブラで押さえつけられていたのであろう豊胸で、美しい形をした天然の(←後述)乳、その頂上に大きな乳とは対照できに若干控えめな乳頭、現実世界には稀である「大きいかつ整った乳かつでか過ぎない乳頭」の3連単決めてて「うほぉやべぇこれ」ってなりすわな。

 その後ためらうことなくショーツに手をかけおろしていく、現れたのは非常に形が整っており大きすぎず小さすぎない非常に健康的なお尻、そして全部脱ぎ終わった後にくるりと回り前面をこちらに見せつけてきて、横からではわからなかった秘部らがあらわになる。スマートなおなかのくびれ、鼠蹊部に沿って絶妙にバランスよくある肉、垂れることなく形を保っている乳房、久々に女体の美を感じざるを得ない一流のボデーを目のあたりにして、

 

岡(お美しい過ぎる、こんな人とセクロス今から出来るのか)

 

と考えていると、

 

嬢「さぁどうぞ、仰向けにねっころがって」

 

とくりくりとした笑顔で寝っ転がるように促される。嬢はゴムを取り出し取り付ける準備をしているのを下から見ることになるわけである。下から見てもやはり整った顔とたわわな乳房に圧倒される。ついでに言うと猫耳は取り外さない模様だったので半分

 

コスプレックス状態

 

なのである。そうこう考えているうちにゴムを付けられ、一物がしゃぶられる。実を言うとさっき出してしまったし美人過ぎてキンチョール状態になりおちんちんが元気にならないのでは?と危惧していた。嬢はゴムの上からではあるがゆっくり、時には早く上下に愛撫してくるその不規則性に興奮する。加えて35%くらいの状態の時に突然青愛撫を止めたと思ったら、舌先でKA☆RI☆U☆RAの溝をなぞる様にチロチロをくすぶってくる。これやばいっしゅ。それを何回か淫猥な音を立てながら繰り返す。愛撫しているときの顔もなんともエロいもの加えて、大きな乳房が上下運動の際に私の太ももに当たるのである。天然ものの柔らかい…。まぁ普通に勃起もんですわな。頃合いが良くなったところで。

 

嬢「騎乗位がいいですか、正常位がいいですか」

岡「最初騎乗位で、飽きたら正常位で」

嬢「わかりました~」

岡「ちなみにここはお触り禁止なんですよね?」

嬢「ん~おっぱい位ならいいよ」

 

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大勝利。ということで無事許可をもらったので(注意:この場所で万人の嬢がOKということではございませんの悪しからず)

ということで嬢に跨られた上に一物を秘部をなぞる様にあてがわれたのち挿入。

 

嬢「ウゥ…ン、入った。動きますね」

 

てな感じで腰を振ってもらう。猫耳についた鈴か腰を振るたびにリンリン音を立てる、時より嬢が「あぁ…!」と嬌声をあげるもんだからこりゃ興奮する。許可ももらっていたので下からたわわな乳を揉む、しゅごい手に馴染むように自由自在に形を変えるのに決して張りがないわけではない。それでいて豊胸ではなく天然ものだ。永遠に触っていたい。そんなこんなで2分ほど部屋に淫猥な音を立てつつまぐわっていたが、2回目であるのですぐには出ない。

 

嬢「さすがに2回目じゃ騎乗位ではむずかしいかもね、正常位でする?」

岡「おっすおねがいしまーす」

 

ということで上下交代、美しい躯体が足を広げてこちらに体を向ける。少し湿ったそこに再度挿入、初動でがっつり奥まであてがうと「ひゃ!あぁ!」とか言い始めるから虐めたくなる。通常の抜き差しのほかにもたまに2~3度ほど向きをずらして変化を与えつつ前後運動を繰り返す。これがすげー気持ちいい、しかもきっつきつなのですぐにモツが大きくなる。しかも一回出しているのでそれを4~5分も出来る。サービス精神がさらによく、こちらの胸や乳首も非常にやらしい手つきでなで回してくるから余計に興奮する。猫耳を付けてアイシャドウがうっすら効いた美しく、かつ行為に蕩けている表情(例え作り物だとしても)、AVでもなかなか見られないような美しい乳を眼下にして、先ほどとはことなり純粋に娼婦との遊びのことのみを考えそのまま果てる。

 

嬢「ちゃんとイケて良かったぁ。やっぱり2回目は正常位じゃないときついかしら」

岡「まぁそうですね、ソープでも1回目は騎乗位の2回目は正常位で頼んでますからね」

嬢「精力なかなかですねw」

岡「あまり役には立たない取り柄ですw」

 

互いに裸で布団の上で閑談するこの短い時間さえも価値があるような気がして、2回果てて疲れたはずなのに心は非常に満足感でいっぱいであった。少し時間が余ったのでお茶を飲みながら会話。相変わらず変な煙草ばかりすっているのでそのこととか、お仕事のこととかお話しした。

 

岡「(勤務時間の話から)でも、短い時間で回数こなすのではなかなかなのでは」

嬢「そりゃ大変ですよ、1日終わったらもうくたくたになりますね。」

嬢「でも、お相手しているときはもう無我夢中ですよ、暇なよりはいいですから」

岡「なるほど、職人魂とはなんか違うか…なんだろ…」

嬢「職人魂では…ないかな。この同じ現場でほかの人には負けたくないの」

岡「この場所もある意味では競争、指名されるか否かがポイントですからね」

嬢「そう、だから絶対にほかの人には負けたくないの」

 

本人は職人魂という言葉を否定はしたが、間違いなくプロ意識が高いと感じた。私がそれを感じたのは今までほんの数回。買被りすぎかもしれないが、強い信念を持ってやっている。そんな素敵な嬢と(例え金銭での繋がりであっても)対話し、その精神に触れることが出来ただけで、

 

岡(あ、この人を指名して間違いなかったな)

 

と確信が出来た。名残惜しくも時間が来たので、先と同様にペコちゃんキャンディを貰いその場を去る。

 

岡「今日は素敵な時間をありがとう!貴女に幸あることを。」

嬢「こちらこそ、またここに来てね」

岡「ええ!」

 

無論お世辞でも何でもなく心からの声である。そういえば出雲大社は縁結びで知られているんだったな、令和元年のGWに素敵な出会いの機会を神々が与えてくれたのかもしれないなと思いに耽る。玄関まで降りるとおばさんが靴を用意していた。靴ベラを貰い靴を履き嬢にお返しする。

 

おばさん「あなたは最初に見ていた時から気になっていたのよ」

岡「まぁこの天気でこんな格好している人はいないでしょうからねw」

 

帽子を脱ぎ一礼。

 

おばさん「いゃ~ジェントルなお方ね」

岡「いえいえ、素晴らしい時間をありがとう」

 

そういって私はその店を去った。去り際におばさんのセリフを聞いた別の店の人が、

 

「ジェントルな方~、ぜひこっちもいかが~」

 

と言っていたが、

 

岡(先ほどのプレイを以て僕のちんちんはGWに突入したからもうセックスはせん!)

 

と心で語り、缶コーヒーを買って遊郭街を遠目に補給をして道頓堀に消える管理人であった。 

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5.補足

 

 道頓堀付近で宿を確保して私は夜に再び飛田新地に舞い戻った。とはいっても今回は純粋に見るだけが目的である。17時以降は店もほとんど開いており、相変わらずS級の美女たちがそこにいた。夜の遊郭街、各所に明かりが灯り春を求めて多くの男たちが街路を彷徨う。もしここにいる人間全員が和服を着ていたらそれは大正時代にさかのぼったようなノスタルジーを感じることが出来そうな雰囲気である。

 男たちの表情を見ていると面白い、団体でみんな飴を持った中で微妙な表情をするもの、はたまた顔を綻ばせ嬉しそうに友人に自慢する者、男しか入れないこの世界で男たちは嬢への一喜一憂で語る。斯く言う自分も先ほどまぐわった嬢を思い出しで顔を綻ばせる。そのような世界もあってもいい。そんなことを思いながら遊郭内にあるたこ焼き屋でたこ焼きを注文し食す。

  食した後、自分は午前中に逃してしまった美女を探しに歩いたが、やはり見つけることはできなかった。諦めて青春通りをふらついていたが、ここでまだ妖怪通りを散策していないことを思い出した。妖怪通りは年齢が少し上になった嬢がいる場所であり、無論人通りも少ない。とはいってもババァがいるわけではなく、いわゆる熟女系がいる場所である。散策してみるとなるほど、確かにAVの人妻モノに出てきそうな若いものにはないエロそうな雰囲気を放つ嬢がいなくもない。

 目を引いたのは、特に語り掛けるでもなく愛嬌をよくするわけでもない30代くらいの細身の女性がいた。目は細目にしてあり、嬢が逆に男を選別していそうな雰囲気さえある。一瞬立ち止まって見てすぐに去ったが、あれは男を惹きつける目だ。惹きつけてふらふら男が寄ったら最後蜘蛛の糸で捉える。そんな、妖艶で蠱惑的な…煙管を持って和服を着ていたらまるで妲己のような嬢もいた。

 残念ながら充電器一式無くしてヨドバシカメラマルチメディア梅田でモバブと充電器を購入して財産が消えたので蜘蛛の糸に掛かる蝶にはならなかったが、若いものにはないあの妖艶さに捕らわれてみるのも悪くはないかもしれない。まだ35歳周辺の人間とはまぐわったことはないから経験として、また課題を作ってしまった。

 以上が飛田新地のレビューである。これで「吉原・ススキノ・飛田新地」の3つは行ったことになる。ま、次は岐阜の金津園のソープ街で新しい思い出を作るとしよう。

 

Fin

 

 

 

 

P.S.

 課題を作ったとはいってものの、たぶんもうこの遊郭で遊ぶことはないであろう。というのも下手にもう一回やってハズレを引いてやっぱ駄目だった…となるくらいなら最高の嬢に相手してもらった思い出を土地と合わせてきれいなままにしておきたいからである。同じ理由でたぶん吉原遊郭にも行くことはないであろう。ま、吉原に関しては自分が指名した嬢の名前は覚えているし会員カードを持っているから予約も優先的にできるから行くかもしれないけど。飛田新地に関しては店の場所は覚えていられても、源氏名もわからないし嬢の出勤時間もわからない、本当に意味で一期一会の御遊びなのである。それに風情を感じるか、金で解決できないと嘆くかは男の器次第であろう。

 

 

 

幻今は あらじと我あれは 思へるを

 

口から紫煙という名の雲を侍らせる。

 

人は雲に身を任せているときのみ、行動する必要性から解放される。強迫観念から解放される一瞬の癒しが、明日への行動への原動力となる。

 

砂上の楼閣の如き日常に呑まれることなく、ありがとうを屈託のない笑顔とともに言える日が、好きなモノを堂々と好きと言いそれを他者本位で行動に移せるか、という永遠の命題に放浪されながら、

 

今日もまた霞と化す紫煙にあこがれを乗せて、憂いとともに放つのである。

 

如 月 の

粉 雪 我 が 手

掴 め ざ る

浮 雲 如 く

心 有 ら ざ り

被民事再生狂人物語

 

www.pixiv.net

 

世の中にいる、いわゆる「一般的な」人間は怪物に見える。世間から見れば私の方が狂人なのであるが、私から見れば「一般的な人間」の方が遥かに狂人に見える。

 

ドトールでパイプを吹かしつつ他人の戯言に耳を傾ける、やれ「あの子には彼氏がいないと思ってた」、やれ「今月で今年ライブに行くの100回超えた」、うむ一般的な趣味というものへののめりこみを以てして他者に対して優越感を得ることで精神の安定を図るのか、それても決して満たされぬ仮初なる承認欲求を誤魔化すためなのか。ただ、世間一般の人間が行っていると思われる先のようなことをみんな行っている、画一的ともいえようか、そこに「狂い」があると思えてならない。

 

組織…大きく言えば社会集団で生きるうえで昨今は「個性」とか言われる。なるほど、組織の中で自分仕方ないオンリーワンを画一すれば有能な他者からもAIからの迫害も絶えることが出来るであろう。しかし忘れてはいけない、所詮は「共通認識」を持ったうえでの個性である。みんなが右というなか自分は左という人間が組織の運営においては邪魔にしかならない。そこを誤魔化してうまくすり抜け有れる人間のみが社会において名声を得ることが出来る。

 

狂っていないと狂えないということです。ああ、自分も狂うために狂えればいいのにと思うことがある。もはやそれ自体も狂いというよりは腐敗に等しいのでしょう。

 

生きている事での唯一の楽しみは文章を思いのままに書くことと酒煙草などの嗜好品に身を投じること。これだけして生きていればどれだけ楽しいことか。それが出来ないから我慢して仕事している。それなのに紫煙から得られる刺激も、アルコールから得られる刺激も単なる電気信号としてしか感じられない。これほどつまらないことはない。

 

逃げ道を絶てば私は本気になれるのでしょうかね。本気になったことなんてここ数年ない、目の前の困難をその場しのぎで回避することに精いっぱい。嗚呼、どこで人生間違ってしまったのか。その答えは自分でももはやわからない。

 

「嘆き」のみが心を満たす、かといってうつ病で体が動かないわけでもない、純粋に壊れることが出来れば…。足を失うくらいの覚悟を持つ気力と環境をつかみ取る努力をする必要がある。

 

Fin

北海道旅行記(風俗) その2

北海道旅行記(風俗) その2

 

前回に引き続き、またレビューを書いていきます。今回は皆さん期待されているでしょう「地雷」レビューです。前回のはこれ見てね。

okadaira-no-nikki.hatenablog.com

 

 

ということで一回目であたり引いて、

 

岡「ススキノはハズレいないんじゃなぇのw」

 

とか調子こきつつ札幌クラシックを飲む(←これマジでうまいよ)。という感じで見た感じがエロそうな人を予約して朝のススキノをぶらぶら。店に着いて15分くらい待機していざご対面。

 

岡「うわぁ…うちの叔母みたいなやつやん…叔母とのセックスは燃えないぞ」

 

いくら変な性癖持ってるマンでも近親相関に燃えるほど頭はおかしゅうないで…。ハズレを引いたなぁってのはすぐわかった。レビューを書く気力が全くなくなる(ゆえに今回は適当に書きます)。まず、キスはないし結構事務的、体に触らせてくれない(いや、触りたくはないんですがね…)。昨日体験したようないちゃいちゃもない、まじかよ…ということでおちんぽしなしなでマットプレイ。何かすごいテクニックがあるのかとも思いきや無し。

 

岡「これであと一時間は厳しいぞ…」

 

上司からの終わらない説教を耐えているようなしんどい時間がくると思うとちんちんがさらに鬱になる。

 

岡「今俺はリシュリュー(艦これ)とセックスしてるんだ、そう信じろ…」

岡「僕はやればできる、念じるのだ」

岡「だめだ叔母の顔しか出てこねぇ!」

岡「そもそもリシュリューchangはこんなに肉はないし老けてねえ!」

岡「誰とでもセックスする光源氏でも無理や、叱るを況や僕じゃ無理」

 

嬢「いれますねぇ…」

岡「(こいつゴムつけねぇ気かよ…)

岡「(俺のちんぽこは叔母さんと粘膜重ねるために誕生したのではない!)」

嬢「ゴムお願いしますね(オバサンやめちくりぃ~)」

嬢「え、ツケマスケド」

岡「あ、そうですか失礼(こいつつけねぇえだっただろ…)」

 

ソープでゴム無セックスするくらいなら吉原の高級店でするわ!僕のちんぽいを守るために精いっぱいの努力をしたことで、僕の神聖童貞は無事に守られた。なお、ゆるゆるでしたが何とか出せた。

 

岡「(僕のそちんはよく頑張った、ありがとう、そしてごめんな)」

 

マットが終わりベットに腰かけるように指示される。

 

嬢「二回目行きますか?」

 

僕の全てがセックスするのを拒否したのをいまだに覚えている。僕の体内の好酸球chnagが異物の侵入に備えてアップを始めるレベルでした。俺のおちんぽが働かない細胞と化したので、

 

岡「ちょっと体力的にしんどいです、トークで…」

 

ということで戦争の危機を回避したチェンバレンのような心境になりつつどうにか難を乗り切る。あとは煙草吸いながら適当に会話してました。まぁ会話のレベルは非常に高かったが、でも価格の割は会わない、ど地雷でしたなぁ…。ただ、

 

嬢「あなたは、本当に美味しそうに煙草を吸うのね」

 

という言葉には少し心を動かされた。退店後憂いを紫煙に乗せ快晴のススキノの空に放つ。あの場所で放たれた私の精よ、君たちの犠牲は忘れない。

 

精を蓄えるためには食い物だ!ということでラーメン二郎札幌店でつけ麺を食べるのであった。

 

Fin

 

P.S.

はたらく細胞」の中では好酸球changが一番好きです。ああいう感じの性格と見た目の美少女とせっくるしたいものである。チャーシューマシマシとか叔母とか勘弁。

 

北海道旅行記(風俗) その1

北海道旅行記(風俗) その1


どうも、キャッシュカード停止解除マンの管理人でございます。嫌いな人がいないときがチャンス。札幌でも解除できたが当座貸越極度額オーバーという緊急事態だったので…。さて約1年ぶりの9連休であったので北海道に旅行に行こうと計画しました。なお計画のほとんどは実行に至らないという悲惨な結果になりました。まぁこれも思い出にいいでしょう。

 

当初計画
8/18 仙台発苫小牧行(太平洋フェリー)
8/19 苫小牧着→札幌(北海道中央バス・とまこまい号)
8/19・8/20 すすきので遊ぶ
8/21 札幌発余市行(北海道中央バス・よいち号)→ニッカウイスキー余市蒸留所見学
8/22 三笠市夕張市で廃墟探索(レンタカー使用)
8/23 登別で温泉
8/24 札幌→新千歳空港(高速バス・ちとせ号)→仙台へ(Peach)

 

だったのですが、北海道の天気が非常に悪くなるという事態とレンタカーの予約を忘れるという雑な計画のために以下のように成り行きで変更

 

8/18 仙台発苫小牧行(太平洋フェリー)
8/19 苫小牧着→札幌(北海道中央バス・とまこまい号)
8/19・8/20 すすきので遊ぶ
8/21 札幌発余市行(北海道中央バス・よいち号)→ニッカウイスキー余市蒸留所見学
8/22・8/23  すすきので遊ぶ
8/24 札幌→新千歳空港(高速バス・ちとせ号)→仙台へ(Peach)

 

 要は北海道旅行の大半をすすきので遊ぶというなかなかなものになってしまいました。職場の上司は

 

「長期休暇というのは仕事に追われる日々から離れて芸術や歴史、文化に触れ人生観を豊かにするものである」

 

って言っていましたが、この旅行にはそんな高尚なものはありません。あるは、

 

「酒・たばこ・食欲・性欲に忠実に」
 

これだけです。なのでお判りでしょうが、いつも通り性風俗体験レビューを書いていこうというわけです。4回くらいに分けて書くよ。

 

ちなみに風俗以外に関しても書いていくから暇なら読んでみて。

 

すすきのでのお風呂屋さん1回目


 太平洋フェリーの中ですすきのの高級ソープ(といっても仙台でいうところの千姫とお値段同じ、仙台はレベルの割には価格が高いからね)の出勤一覧をまずは嘗め回すように見る。その中で気になるの嬢のレビューをネットの掲示板で調べる。いつもと同じだ。フェリーでの暇つぶしを大して用意していなかったのでこんなことするしかなかったんや。B寝台の2段ベッドの下で横になりながらソープの出勤表見ている姿ははたから見れば滑稽であろう。


 その中で気になる二人に目星をつけて、フェリーの衛星電話経由で予約の電話を入れる。予約の電話入れるだけで400円かかるとか笑えるし、そもそもンな場所から予約するなという話である。そんなことに衛星を使用してはならない(戒め)
 札幌駅前に到着してすぐに駅構内に隣接するホテルのスパに入浴、フェリーの大浴場は混沌を極めていたから入るのは嫌であったのである。全身をお清めし、予約していたホテルに荷物一式ぶん投げていざすすきのへ。
 
 手慣れた手つきでおしぼりとお茶を取り、待合室に通されてそこでタバコを吸う。ダンヒル紫煙がより酸っぱく感じることに自分の緊張具合が表れているようだった。待つこと約15分、御呼ばれして嬢と対面。服装は秘書が来ているような三つボタンの白いスーツにミニスカート、かなり若めで可愛いというよりかは美人さんの部類であるなというのが第一印象。

 

ただ「この時」は私は愚かしいこと、価格の割にははずれかなぁと思ってしまっていた。部屋に案内され、トークが始まり頃合いを見計らって軽めの接吻、むろんこちらはおててが大変暇なので乳房、尻、局部を軽めに撫でていく。ここで

 

「あれ、よく見れば当たりなんでねぇか」

 

 全体的に世間のオナゴが理想とするような骨に必要十分な肉、すべすべでシルクを撫でているのではと錯覚しそうなボディライン、張りがあり手でもてあそぶには本当にジャストフィットな大きさの乳房、すらっとしつつ必要十分な太ももの肉、思い出すだけで興奮する。
 そして服を脱がされあっというまに素っ裸に。再度の接吻の後、ブラとパンテーを脱がせてほしいということで背中をなぞりつつブラのホックに手をかけ素早く外す、一年前には「ブラのホック #とは」とかいう人間がこうなるとはずいぶん自分も変わったなぁと感慨深くなりつつ、さらにはその手を胸部、腹部、鼠径部と流して紐のところに手をかけ下げていく。下着によって隠されていた恥部があわらになる、小ぶりではあるが形が非常によい乳房、健康的な腹部のくびれと鼠径部、全体的に白めの肌の一局部にわずかに存在するの○○(自主規制)の存在が嬢のいやらし雰囲気を増大させる。向こうが私の思考を読んだのか、オーラを感じたのか、

 

嬢「…?」
岡「いや、あまりに素晴らしい腹部と足に見とれてました」
嬢「そう?」
 
反応は薄く、互いに全裸になったとこで向こうが下目使いでの接吻、そのまましたと舌を突き合せ絡め合わせるような淫猥な接吻を繰り返す。抱擁したときに視界に入り込んでくる張りのある透き通るようなうなじ、鼻腔をくすぐる扇情かつ雅なかおり、こんな状況なので普通に勃起するわけです。向こうもタオル越しではあるもののそれを見て、

 

嬢「あらら…それではそろそろ」
岡「(あのな、こんな白く美しいスタイルの躯体の人間に密着して勃起しなければインポかホモォ…でしょ)」

 

そのまま即尺、最初は尿道口付近をちろちろと、次に裏側を責めるように、亀頭を口に含み舌を使い回りを愛撫しつつ全身で前後運動、愚息の硬度が高まったら竿をすべて口内に入れるように入れるような熱いフェラ、それをしつつこちらを上目遣いで見てくるという久々にAVばりのフェラ、さらによだれが竿を伝う感覚に、
 
岡「(こんなマボい娘にこんなことさせるてるっつうのは…たまらん)」

 

と思わざるを得ない。適度に頃合いがよくなったころに、

 

岡「私も舐めたいです(床に肘をついて待機)」
嬢「あらあら、床に肘なんてつけないでwベッドの上でどうぞw」
岡「(嘗め回してるときに足で頭挟まれて窒息してみたかったんだがなぁ)」

 

とベットに横になるように促される。横になり再度キス、終わるたびに麗しい顔で見つめてくるのは来るものがある。舌で腕を嘗め回せれ、愚息を愛撫されこちらも高まるものがある。こんなで頃合いがよくなってそろそろどうですということで騎乗位、挿入した瞬間、中のすべてが激しく竿を求めるように絡みついてくる、しまりもいい。下から見上げる乳房とちょうどよい大きさの(自主規制)、細く必要十分な肉しかない鼠径部の間に明らかに不釣り合いに竿がピストンを繰り返す光景が目に入るもんなので異常な興奮を覚えた。

 

嬢「すごい、かったぃ…」
岡「そりゃ光栄だ、大変よろしい具合だ、あぁそろそろ上下逆でお願いします」
 
上下逆になり足を広げてもらい、秘部があらわになる。そのまま再度インサート!。足を片手でつかんで太ももを味わいつつもう片手では乳を敏感な場所はあえて避けて間接気に刺激を与えるように撫でまわす。

 

岡「こんなに絡んでく、すぐ行ってしまうよ(あ^~オッパイ最高なんじゃ~)」
嬢「うん、来て」
 
ということで全身を嬢に被せそのまま熱い接吻、下の口を上の口を各々竿と舌でふさぐという最高の征服感に浸りながら果てる。あまりに気持ちいのでイってもなお15秒くらい腰を振り続けた。体は正直で刺激を与えれば出るわ出るわ。

 

岡「どうも、お疲れ様です」
嬢「ちょ、事務的w」
岡「そりゃ失敬、あまりに気持ちよくて言葉がこれくらいしか出てこないのよ」
嬢「それにしてもまだこんなに硬い、量もすごい(ゴム外す)」
嬢「それにしても、バランスのいいモノをお持ちですね」
岡「バランスのいいモノ #とは」
嬢「長さ硬さ太さ全体的にバランスがいい」
岡「租賃を自称してるマンなので実感がわかんですね…」

 

すんません書いててスゲーはずいです。このあとしばらく「バランスの悪いポコチン」についての談義がしばらく続き、いざ洗体へ。

 

嬢「マット大丈夫ですか?(陳子揉み洗いナウ)」
岡「大好物なんで大丈夫です(即答)」
岡「まぁ、初風俗はソープってくらいにはローション好きなもので」
嬢「私も講習で実際にマットプレイ受けたけど確かに気持ちいい」
岡「講習でマットを受けるんですかぁ(興味津々)」
嬢「うん、ベテランの女の人のを受けたの、男性がマット好きなのはわかった」
岡「女性はソープとか普通は無理ですからね…吉原のマットは体験の価値ありですよ」
嬢「吉原…できるなら行ってみたいもんです」
岡「一日だけ性別を入れ替えることができれば人間どれだけ幸せかのいい例ですな」

 

そんな感じで会話、やっぱりソープに興味ある女性はいるもんなのですな。

 

岡「はまりすぎないように注意していますw」

岡「ソープとかは適度に遊ぶってのがいい、貢とかはNG」
嬢「ですね、私昼職抱えながらこういう仕事している身が言うのもなんだけど…」
嬢「やっぱりホストとかに貢ぐ気持ちがわからない、決して手に入らないのにね」
岡「疑似はあくまで疑似、それがわからなくならない程度に楽しむべきですね」

 

後から知るが、この人は入店一か月の新人さんなのでまだ、顧客側の考えが残っているのかもしれない。もしくは、それすらも疑似であるか…。それなら大した嬢だ。

 手際よく洗体してもらい終え、腕を前に突き出すように言われる。なにすんだべか…とか思っていたら、そのまま腕の下に跨りまたで腕をなぞるように洗っていく。これは初めての体験であった。秘部の感覚を手の腕で感じるのはなかなか卑猥さがあってこれもいい。

 事が終わり風呂に入るよう言われる。この時も適当にたわいもない話をする。次にマットであるが、これは特筆すべき点はあまりない。しいて言えば二点攻めがあったことくらいでしょうか。そのまま終え、二回目かなと思ったら、そのまま終わり…二回目はベットでどうぞということらしい。あらら…ぬるぬるおせっくす大好きマンなのでこれは残念だが致し方あるまい。ベッドでさあ二回戦ということで、モツを舐めていただく、二回目でもこういうことされると普通に勃っちゃうよね。元気いっぱいになったところでこちらの愛撫ターンということでなめなめ。

 

岡「(まぁある程度演技で喘いでくれるのはいいとして…)」

岡「(ちょっとくらい本当に喘いでもらいたいなあぁ)」

 

ということで二分くらいは一般的に陰核を愛撫して、最後に優しくもパターンを変えて…左右の舌の運動から渦巻きをなぞるよなふうに舐める。

 

嬢「ひゃん!(仰け反り)」

岡「(してやったり、あまりモタクを舐めるでないぞ)」←すでに愛撫されているマン

 

と言う感じで終えゴムをつけて挿入、やっぱり締まりがいい、こりゃいい。でもなんかなぁ・・・あまり滑らないなぁ・・・。と思いつつも腰を振る。白い躯体を眼下に見下ろし、整ったウエストのくびれと程よい形のおっぱいをなぞるように撫でていく。幾ばくかの間腰を振っていると、接合部分から淫猥な音が響き始めるようになる。すべりもよくなり…

 

岡「(あぁ…これが愛液の効用なんだなぁ…)」

 

とか思う。ちなみに豆知識として、嬢たちのなかにはご対面の前に中にローションを入れておいて即挿入でもある程度滑りが良くなるように準備しています。そりゃそうです、あって10分の僅かばかりのお戯れでは濡れるのはさすがに無理です。そして通常はマットでの二回戦が終わるまで中のローションは洗い流さないで二回目に備えます(ただ本当にローション使わないで濡れてる事もあるので一概には言えない)。今回は、マットを終えそのまま中の分も洗ってしまった模様で、本当の素の、準備不十分状態での挿入になってしまったわけです。さらにどうでもいい知識で、愛液っちゅうものは感じていなくても刺激に対して分泌されるものという側面もあるので、愛液が出ているからといって感じているというのは早計です。

 

岡「(なんかレ〇プしているみたいで申し訳ないなぁ…)」

岡「(ま、続けますけどね)(ゲス顔)」

 

ということでそのまま継続でフィニッシュ。あとはゴムを外して再度洗体、ちんちん触られるのは楽しいね(コナミ)。若干マゾっけがある模様で出した後の気筒触られたりするのはいいもんです。あとは適当にお話しして…なんですけど、特定されるの防ぐために濁しますが、私と歳が近かったです。これはいい経験だった。詳しく知りたい人は直接私に聞いてください。ここではあまり書かないようにします♪

 

 見送りをされてアンケートの記入を依頼されたので快諾、新人さんだからかな?おおむね満足だったので高い点数を書いて退店。

 

時刻は22時、ススキノで過ごす最初の夜空におつまみに紫煙を楽しむ。

 

岡「またススキノに来るときはご指名しよう」

 

そう思い、ThePeaceとともにゆったりとした時間を楽しむ。

 

岡「…はらへりぃ~ん、セックスの後は肉だな」

 

ということでジンギスカンを食べてホテルに戻るのであった。

 

Fin